午前４時半起床。早起きに定評のある俺も起きるのが辛い…頑張って起きるも準備はのろのろ。ようやく身支度を整えて出発。目的はモチロン朝日を観ること。

（写真、星空写ってるんだけど縮小すると全く分かりませんな(^^;）

前日のサンセットツアーの運転手兼ガイドが、朝日を観るポイントへは簡単に行けますよ、と言っていたんだが、道が良く分からない…。うろ覚えでウロウロしながら星空を撮ってみたり色々している内に、すっかり空が明るくなって来た。

手持ちの地図はロッジ内だけのもの。もう少し広範囲の地図があるはずと思い、ロッジに戻ってもう少し広い範囲の地図を貰い、日の出見損ねちゃった、と言ったら、日の出を観るポイントを教えてくれたのでさっそくそっち方面に行ってみる。

と、その途中、トレイル（遊歩道）降り口を発見！日の出を観る以外にグランドキャニオンをちょこっとでもくだってみたい！と思っていたので、日の出は明日に廻して今日はこのままトレイルに挑戦することに。

（写真、見えないと思うけどBRIGHT ANGEL TRAILの看板がある）

超巨大なグランドキャニオンをテクテク歩いても面白いの？と思われる向きもあることでしょうが、地形が複雑なだけにドンドン景色の見え方が変わるのだ！とにかく登りを甘く見てはいけないという事だけは情報を得ていたので用心して下りは30分だけと決めて降りていく。

（とにかく警告を促す看板がいっぱい。年に何人かは死んでるので当然だが。）

30分地点で休憩。前日買って置いたバナナとマフィンを食べて、30分ほど絵を描きながら休憩。途中、絵を覗いてきたおじさんと軽く雑談したりなんてこともありつつ、本日のツアーの出発時刻に余裕を見て帰路に着く。

登りはキツイ！比較的健脚と思っていたけど、これは上り坂を登る訓練をある程度積んで行かないと、谷底まで降りて戻るとかはキビしいでしょう。普通に歩くのとは使う筋肉が違いすぎる。まだ全然温度が上がらない朝７時頃でも結構疲れたし水も飲んだ。日中通して歩くのは危険と言うのが良く分かる。

部屋に戻って風呂に入り、モニュメントバレーツアーのお迎えバスに向かう。途中フランスおじさん＆娘一行がトランクの大荷物を引っ張りながら声を掛けてくる。今度は一遍の英語も聞こえて来ないぞ！（笑）。お前は荷物どうしたんだ？というようなことを言ってるようだったので、俺はここでもう一泊だから、違うツアーなんじゃないのかな？じゃあね！といって別れた。

今回利用したツアー会社のツアーは、一定のスケジュールで運行しているバスと飛行機の路線を、当日同じ行き先になった人達が乗り合わせると言う形で運行。行き先、宿泊日数、ツアー参加開始日の全てが一致しないと、ずっと同じバスや飛行機になるとは限らず、ツアーと言いながらもガイドも周りのメンバーもめまぐるしく変わるのだ。

英語の話せないおじさんにそこまでの説明をする時間もなかったわけだが、彼らがこの後、バスの集合場所に現れず、最後の最後にメインロッジ前にてピックアップされるという失態を演じるに至り、多少の責任を感じてしまった俺であった。

まさにアメリカ！バリバリ西部劇の光景を眺めつつ、バスでレストランへ移動。

昼食は ナバホ族のタコ料理。タコといってもタコスである。旨かった。というか、もともとこんなに旨いものなのかなぁ？

バスで移動。ジョンフォードポイントで撮影タイム。ウェスタンなおじさんが馬でポーズ決めるのはサービスかと思ったが、駐車場に戻ると、$1で馬に乗って記念撮影とかいうのをやっていたので、そのプロモーションのためだったのかな？

記念撮影15分、土産物屋もトイレ休憩含め15分。全体にめちゃめちゃ駆け足なツアーだ。

空港着。グランドキャニオン空港へ戻る。

ロッジ到着。またシカさんに遭遇。

午後３時ごろ。ようやくみやげ物を見る時間が取れたのでみやげ物屋を廻って少し買い物。

ブライトエンジェルロッジのカフェでコーヒーを飲む。殆ど人が居ないのに真剣に演奏していたおじさんを観ていると、なんか我々の仕事と似たものを感じてチップをあげると話しかけて来た。少し雑談して、写真とって良いか？と、写真を撮らせてもらう。すると彼は「今フラッシュ光らなかったぞ！もっかい撮れよ」と再びポーズを決めるので、止む無くフラッシュ撮影。もともとフラッシュは光が不自然になるから殆ど使わない。

やっぱり赤いライトの中のほうが全然良いじゃないか。デビッド・リンチみたいで。

HOPI POINT

昨日に引き続きホピ・ポイントに到着。写真を撮りまくるが、今日は雲が全くないのでイマイチドラマチックさに欠ける夕日だった。しかし砂漠の空の色ってこうなんだな、というのは今日の方が分かりやすかったかな。

フリーシャトル最終便に飛び乗ってロッジ方面へ。乗り逃すと徒歩１時間らしい。

マルクスウィッグのカフェテリアばかりも面白くないので、ブライトエンジェルのレストランに挑戦。並んでいるとどうやら予約が必要らしい。予約をして土産物屋で時間をつぶす。 特にめぼしいものも無く飽きたので暖炉の前に座って炎を眺める。冬とかだと最高だろうな。

（写真：予約すると渡される機械。テーブルが用意できるとこれが激しく振動して鳴るのだ）

順番が来てテーブルへ。凄いスペイン訛りのウェイターとヒアリング０点の俺の対決が始まるのであった。といっても割とすぐ意思疎通できたけど。俺のほうも段々２回か３回言い直して貰うと分かるようになってきたし。前は同じ事言いなおしてもらっても分からなかったから少し進歩したかも。

お勧め料理と書いてあったステーキをオーダー…した積りが、またもタコ料理であった(^^;。味はそれなりだったが、２食連続、しかも昼に食った奴の方が旨かったという状況は結構厳しかった(^^;。