TRAVEL REPORT OF THE DAYS OF AFTER WORLDS 2004 - LAS VEGAS

■DAY5 (Aug 23)

ORLAND AIR PORT

今回、現地解散可とのことで、当初は特にどーしても行きたい所とか無いしさっさと帰ってきて仕事しよ…と思っていたんだけど、アメリカならグランドキャニオン!と、姉に勧められ、それはどうやっても日本じゃみれないなぁ、行きたいかも!って単純に決めてしまったまでは良いんだけど、日にちが迫って色々調べるにつれてことの重大さに気付いた。

現地解散ということは独りきりで、フロリダからラスベガスへ国内旅行のような移動が必要!しかもヒューストンで乗り継ぎあり。忙しくて下調べも十分には出来なかったものの、誰にだって何にだってはじめてはあるもんだ!と開き直って、皆さんを見送った後、空港で独りヒューストン行きの飛行機を待つ。日本人どころかアジア系自体も殆ど見かけない状態である。

(後に判明したことだが、こんな西海岸から東海岸への移動なんて海外からのツアーにはあり得ないルートらしい)

BOARDING GATE

登場口で待っているのも不安で(笑)アナウンスが明確に聞き取れなかったので順番じゃないのに行こうとして止められたりしつつ、どうにか機上の人に。国際線と違ってのんびりで割と離陸間際までダラダラやってる感じ。

後で聞き取れるようになってから、ビジネス&エリート、子供とお年寄りの居る家族が先に入って、その後座席が後ろの人達が何度かに分けて呼ばれるというシステムになっているのだった。はじめから落ち着いてよく聞け<俺。
in AIR PLANE
風邪気味の俺が鼻をすすっていると、隣のおばさんが毛布をよこしてくれた。その後、暫くして雑談開始。はじめての海外ひとり旅で、来るときも乗り継ぎでトラぶったりしたから、ヒューストンでの乗り継ぎが不安なんですよ、と言うと、自分達もラスベガスに行くし同じ飛行機だから付いて来なさいよ、ということになった。今回の旅に向けてちょっとだけ英語勉強したけど実質1ヶ月半ぐらいしか時間無かった、というと、彼女も、私もスペイン語を習わなきゃいけないとのこと。1ヶ月にしては上手ね!と褒めて貰いました。文法はなんとなく分かるから時間を掛けて日本語から英語を考えればなんとなく言いたいことは言えるんだけど、ヒアリングが全然駄目だから会話を成立させるのが困難なのである(^^;。普通の速さでしゃべられるとかなり分からない。聞き取れてもボキャブラリーが乏しいという第二の壁があるし、結局1回聞いただけでは30%〜50%ぐらいしか把握できないのだった。我ながら無謀な旅だ(笑)。
HOUSTON AIR PORT


ヒューストンで乗り継ぎ。水彩スケッチなんかを見せたら、私も水彩画習ってるのよ、とのこと。座席も近かったので、シャトルバス乗り場まで一緒に行きましょうということに。
HOUSTON to LAS VEGAS

ラスベガス行きへ搭乗。凄かった。窓際の席を取ってずーっと景色を眺めてたんだけど、荒野の地帯に差し掛かってから先は景色が物凄くゆっくりとしか変わっていかない。彼方まで同じような白っぽい荒地が続くのみで人工の建造物もまばら。そんな中で見かける大きな変化といえば、グリーンの円が時々見掛けられること。疑問に思って隣のおばさん(先のおばさんとは別)に尋ねてみると、政府か軍の何かじゃないかと。そうなんだ…と思いながら、後半の2時間はずっと窓の外を観ていて、降りるときには首が痛くなってた(^^;。

HOUSTON AIR PORT

ラスベガスで先の初老の夫妻にくっついてバス乗り場方面へ。途中で荷物を受け取らなきゃいけないことに気付いておばさんに尋ねると、彼らは手荷物だけだという。荷物引取り所まで一緒に行ってあげるから、ということになって、引取り所まで行って、番号を確認して急いで取りに行って戻ってくると、老夫妻は居なくなっていた。どうやら、荷物があるならシャトルバスではなく、荷物引取り所まで行きましょうという事だったらしい。ちゃんと聞き取れていなかった為とはいえ、お礼もちゃんと言えず気まずいお別れになってしまった。
BUS STOP
気を取り直してシャトルバス乗り場へ。ダウンタウン行きの往復チケットを買って、乗り場で待つ。往復で買うと安かったからだが、これが後で面倒なことに…。とりあえず日差しが暑い!日陰は湿度が低いから良いんだけど、直射日光はやっぱり暑い。
AIR PORT SHUTTLE

バスに搭乗。ほかの人の雑談を聞いていると30分待ったとか1時間待ったとか。早くも帰りのチケット付きを買ってしまって少し後悔…。

さらにこのバスチケットが後に大変なトラブルに繋がることを、この時点では知る由も無かった(^^;。

POLICE!
順調に走っているとお巡りさん登場(笑)。なぜか停められて車両の整備状態を検査されたり。お客さん一同運転手さんに同情して「なにばかばかしい事やってんだか」とかなんとか言いながら車内で待つ。
FOUR QUEENS
ようやく解放されて再出発。我が宿泊先FOUR QUEENSが最終巡回先だった。バスを降りてカーゴを開けて貰うのを待っていると、今度は救急車登場。いきなりバスが走り出したのでビックリしたが、ちょっとだけ離れた場所で停車。ごめん、救急車来ちゃったから、と言いながらトランクを出してくれて、チップを渡し、無事ホテル到着。

FOUR QUEENS ROOM

禁煙を指定して5階の部屋にチェックイン。素泊まり一泊\3,300。とにかく安宿を!というのと、現在のLUXORやらが立っている繁華街より、古きよきアメリカンな感じのダウンタウンのほうがいい景色が観られそうな気がしたのだ。おまけにこの部屋の窓からはフリーモント・エクスペリエンスが観られる。

クタクタだったのでとりあえず寝る。

DOWN TOWN


7時ごろ目が覚めてちょっと外に出て見る。町並みの写真を撮ったりしながら晩飯を物色していると、1/2ポンドステーキ$5.95っつーのを発見。またまた日本人なんぞ居そうにない店だったが、デカイ外人に混じって並ぶ。

ウエートレスのおばさんに親切にオーダーを取って貰い、アメリカンなステーキを堪能。このステーキは結構旨かった。だって味ついてないんだもん(笑)。お好みで塩コショウ、バターをつけて食べる。味がついてる奴は味が濃すぎるんだよね。

飲み物はダイエットコーク一本槍化が進行。日本では年に数回しか飲まないコークも、アメリカの食事には確かに合うことを実感した。味も油も濃いから、炭酸がさっと口の中を流す感じがいいんだよね、きっと。

グランドキャニオンでめぼしい物がなかったときの為に土産物屋などを物色。ネイティブアメリカンの工芸品が素敵だった。デカイし高いし買えなかったけど、狼や鷲の彫り物が凄くかっこよかった。

FREEMONT STREET
EXPERIMENT

部屋に戻って風呂に入って寝ようと思ったらフリーモント・エクスペリメントがスタート。急いでエレベーターで外に出て鑑賞。あー観られてよかった!と思って再び寝ようしていると、今度は別バージョンがスタート。翌朝は4時半起きなので全パターンコンプリートとか変な気は起こさずに大人しく寝た。とにかく睡眠の確保が大変な旅だ。